9月25日、
吉川市議会の最終日に、子供の歯と健康を考える会では、公明党市議団(以下、公明党と略)団長の小野潔議員に、懇談の依頼を行いました。その後、10月5
日に市役所公明党控室にて懇談が行われました。小野潔議員、互金次郎議員、五十嵐惠千子議員が出席されました。
◆前日10月4日に開催された「市民フォーラム」の内容がフロリデーション推進そのものだったので、その驚きと、フロリデーション復活への不安と怒りの気持ちをお話しました。
公明党の議員の皆さんは、所用等のため「市民フォーラム」に出席されなかったそうです。
◆公明党として、フロリデーションについて過去には賛成、推進の立場でしたが、現在の市議3名は今の吉川市でのフロリデーション導入はリスクがあり反対ですと明言されました。
◆平成25年に「吉川市歯科口腔保健の推進に関する条例」が制定されました。「施策実施」の項に“H24厚生労働省告示第438号”の引用があり、その中に「フッ化物応用」の文言があります。フッ化物応用には通常、フッ化物歯面塗布、フッ化物洗口、水道水フロリデーション等複数の事柄が含まれるのでこれらについてお考えを伺いました。
◆議会ではこの条例を作るにあたって、議論の末に「フロリデーション」の文言を用いないことで合意したので、フロリデーションの実施はない。ただし、「フロリデーションを除く」という文言もないので、状況によっては変わる可能性もあるとのお話でした。
◆フッ素洗口について、WHOは「6歳未満は禁忌」としており、洗口液の飲み込みによる斑状歯など健康被害の危険性が考えられるので、保育園・幼稚園での実施は止めてほしい、という私たちの考えを伝えました。
◆
議員のかたから「フッ素洗口は任意で選択できますが、学校ではこのことでいじめなどはないですよね。」とたずねられました。フッ素洗口の実施校では、
“フッ素洗口をしない”という選択をする保護者は少数で、実際は迷ったり疑問を持っても、フッ素洗口しないとは言いにくいという話も聞いていることをお話
しました。
◆洗口後吐き出す場所が狭く、吐き出すまでの時間管理などが実態として児童に任されていて、児童によっては飲みこんでしまっている心配があることなどをお伝えし、ぜひ学校でのフッ素洗口の様子を見ていただくようお願いしました。
◆フッ素洗口やフロリデーション等で用いられる主要なフッ化物はフッ化ナトリウム(NaF)です。森田化学工業(株)発行の「安全データシート」を用いて、フッ化ナトリウムの性質や危険性について説明させていただきました。
以上のような内容で40分ほど懇談しました。今後も要望があれば懇談を行います、というお返事をいただき、懇談を終えました。