フロリデーション水の給水器にはカバーがかけられ、給水器の上部に貼ってあったフロリデーション推進のポスターは、はずされました。
フロリデーション水の給水器は、今後一般の冷水器(もちろんフッ素添加なしで)として、夏場などに使用されるそうです。
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平成27年3月9日 撮影 |
◆平成27年2月22日(日)に行われた吉川市長選挙で、
中原恵人氏が新市長に当選しました。
◇ 投票率 48.98%
◇ 得票数 中原恵人氏 14,176票
戸張胤茂氏 11,916票
この選挙の大きな争点のひとつは水道水フロリデーション(フッ素添加)でした。
選挙の結果、市民の意思は水道水フロリデーションに反対であることが示されました。
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平成27年2月まで吉川市では、むし歯予防を目的として、水道水フロリデーションの推進(チラシ・ポスターによる宣伝,市民まつりでの健康増進課による試飲,出前講座など)が行われてきました。
フロリデーション推進のポスター(吉川市保健センター) |
フロリデーション水の給水器(吉川市保健センター) |
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フロリデーション水の給水器のそばの掲示物(市保健センター) |
魚つかみ取り大会の給水の麦茶はフッ素入り H.26.7.18 |
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啓発パンフレット ※健康増進課の課長が「吉川市フロリデーション推進協議会」の顧問を務めています。 |
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これまでの経過をまとめてみました。
●2001年~2003年 吉川市水道水フッ化物添加検討部会 設置 (全12回)
報告書の結論から ◆『安全性の面では共通の認識が得られませんでした。』
◆『今後市民の健康づくりのために、適切な情報提供を図りながら、市民とともに協議・研究を行っていくことが必要と考えます。』
◆『検討部会としては委員の共通認識を得られないことから、現段階として水道水にフッ化物を添加することについて時期尚早であると考えます。』
●2006年2月 吉川市健康福祉部と政策室がフッ化物応用研究会を結成
●2007年3月 フッ化物応用研究会が「フッ化物の応用に関する調査研究報告書」を市長に提出
報告書の結論から ◆『水道水フロリデーションは、市民のむし歯予防から、歯科保健向上へと繋げるための有効な方法であることから、市の歯科保健政策に位置づけし、積極的に取り組んでいくことが肝要である。
今後、導入スケジュールや費用面などいくつか検討を要する事項も残されているが、実施の政策決定をすることが必要であることをもって、報告とするものである。』
●2009年7月 吉川市フロリデーション推進協議会設立
● 同年7月 水道水 フロリデーション導入実現に向けて啓発始まる。 (リーフレット・出前講座など)
●2011年 吉川市フッ化物応用協議会 設置 (全4回)
水道水フロリデーション推進を前提として、「どのようにして市民の合意を得るか、その方策を検討する」という内容です。
●2012年 吉川市フッ化物応用協議会 継続 (全3回)
●2013年1月 吉川市フッ化物応用協議会報告書が市長に提出されました。
http://www.city.yoshikawa.saitama.jp/9,29034,51,235.html
報告書の結論から
水道水フロリデーションについて
「(有効性・安全性について)誤った情報が流れ誤解が生じている」
「より多くの市民に周知されていない」及び
「選択の余地がないとする考え」
に対する方策を以下のとおり提言します。
① 今後も、さまざまな機会を捉えて、積極的に正しい情報を提供し、市民の理解を深める必要がある。
② 水道水フロリデーションの実施の判断は、自治体が行うものであるが、それまでの過程において 、専門機関による支援や地域住民のコンセンサスが必要である。
③ 選択の余地を残すために、各家庭においてフッ化物を除去する装置について調査する。
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