2015年11月14日土曜日

◆自民・みらい市議団との懇談について

 9月25日、吉川市議会の最終日に、子供の歯と健康を考える会では、自民・みらい市議団団長の中嶋通治議員に、文書で懇談の依頼を行いました。

 その時の立ち話で、中嶋議員から、“フロリデーションは「吉川市歯科口腔保健の推進に関する条例」制定の際に、議員の中で「やらない」ということで一致しているので、実施されることはない”というお話がありました。

 私たちは、フッ素洗口についても気掛かりなことがあり、また6月市議会における加藤克明議員のフロリデーションに関する質問についてもお伺いしたいことがあることをお伝えし、懇談を依頼しました。

 その後、10月4日開催された「市民フォーラム」で偶然中嶋議員とお会いし、懇談は今回はやらないことになったとのお話を受けました。皆で話した結果そうなった、というお返事でした。

◆「市民フォーラム」について 市は医師会に遺憾の意を示す

 10月4日に開催された市民フォーラム(主催:吉川松伏医師会・吉川歯科医師会・松伏歯科医師会、共催:吉川市・吉川市教育委員会)の内容は水道水フロリデーションを大きく宣伝する内容でした。
これに対して、市のホームページの「市民の声」に多数の抗議の投書が寄せられました。


 市の回答では、 市は吉川松伏医師会に事前に講演の内容を問い合わせ、「フロリデーションについての内容は含まれない。」という確認を得たそうです。そこでこれを前提として 共催を承認したということです。
にもかかわらず、講演はフロリデーションの啓発を強く押し出した内容だったため、市は吉川松伏医師会に遺憾の意を書面で伝えたそうです。
市民への回答の中で、市は「今後もフロリデーションの推進を行わない。」という姿勢を明確にしています

 中原市長はフロリデーション推進中止の公約を守り、責任を果たそうとしています。
しかし、ジワリジワリと推進の勢力に詰め寄られているような不安を感じます。
フロリデーション問題はまだ解決したわけではなく、それどころか後戻りしかねない危険な状態のようです。
水道利用者である私たち市民ひとりひとりが「NO!フロリデーション」の意思を示すことが、いま大切なのだと思います。

◆「市民フォーラム」に市民の抗議の声

 10月4日に開催された市民フォーラム(主催:吉川松伏医師会・吉川歯科医師会・松伏歯科医師会、共催:吉川市・吉川市教育委員会)の内容は水道水フロリデーションを大きく宣伝する内容でした。更に吉川松伏歯科医師会会長の終わりの挨拶は「吉川でフロリデーションを進めていきましょう。」という内容のものでした。
これに対して、市のホームページ「市民の声」に抗議の投書が多数寄せられています。

 ◆吉川市のホームページから
  「健康・福祉についてのご意見・回答」
 http://www.city.yoshikawa.saitama.jp/index.cfm/27,27192,180,923,html




◆10/4 市民フォーラム  まさかのフロリデーション宣伝



 10月4日(日)、吉川市中央公民館 ホールにて、市民フォーラム「乳幼児のむし歯予防―フッ化物の安全性と有効性―」が開催されました。吉川松伏医師会・吉川歯科医師会・松伏歯科医師会の主催で、吉川市・吉川市教育委員会が共催しました。

鶴本 明久 氏(鶴見大学歯学部教授)が進行役で、2名の講師(瀧口 俊一 氏、安藤 雄一 氏)が講演を行いました。
2つの講演は、ともにフロリデーション推進を強く押し出した内容でした。

講演後、会場の市民お二人から、フロリデーション反対の立場の質問と意見が出されました。
吉川松伏歯科医師会会長の終わりのあいさつは、「吉川でフロリデーションを進めていきましょう」という驚きの内容でした。

 講演会の資料から要約して報告します。

演題「子どもからお年寄りまでみんなでできるむし歯予防―フッ化物を用いた公衆衛生―」
 講師 瀧口 俊一 氏(宮崎県延岡兼高千穂保健所長)
・なぜフッ化物でむし歯予防?
 1901年イタリアナポリ市周辺地域で歯の異常(いわゆる斑状歯)が報告される。
 斑状歯がある地域を含め、むし歯が少ない地域があることが経験的に知られていた。
・ディーンの研究(ディーンのグラフ) 
 飲料水中の最適なフッ化物の濃度は1ppmである。“最適な濃度”とは歯のフッ素症の発現を受  容できる最低限度に抑え、かつ最大のう触減少が可能な濃度を意味したものである。 
・ブラッシングによるむし歯予防には限界がある。
・WHO(世界保健機構)、FDI(国際歯科連盟)が奨めるむし歯予防法の順位
 1 水道水フッ素濃度調節法(水道水フロリデーション)
 2 学校・幼稚園でのフッ化物洗口・フッ化物塗布などの局所応用
・フッ化物洗口はむし歯を半分以下に減らす
・フッ化物応用(フロリデーション)の特徴
 ○公共政策として実施   ○高い費用対効果  ○公平性 等
・フッ化物応用(フロリデーション)の意義
 フッ化物応用(フロリデーション)の導入は、市町村議会の民主的な手続きによって決定され公共 の福祉(すべての市民に平等に与えられる市民権)に適合しており、個人の都合や好みによる私権とは異なる。
・私たちの責務
 貧困対策はさまざま考えられるが、その一つとして、フッ化物洗口やフロリデーションはある。
 行政と地域住民の理解、歯科医師会等専門団体の協力があれば、むし歯を予防することができる。

〇演題「むし歯予防に用いるフッ化物の安全性・有効性の科学的評価」
  講師 安藤 雄一 氏(国立保健科学医療院統括研究官)
・「う触のない社会」の実現に向けた、う触予防法の第一は、フッ化物利用 
・フッ化物応用法の種類
  全身応用  ○水道水フッ化物濃度調整法  ○フッ化物添加食塩 他
  局所応用  ○フッ化物配合歯磨剤   ○フッ化物洗口
・水道水フロリデーション(水道水フッ化物濃度調整法)
  う触予防を目的とし、飲料水中に天然に存在するフッ化物の適正量を模倣して、人工的にその  濃度レベルまでフッ化物を調整する方法
・世界における水道水フロリデーション普及状況
  世界の約4億人が飲用 他
・日本における水道水フッ化物添加(フロリデーション)の実施例
  ○京都市(山科) 1952~1965年  ○沖縄本島(返還前)1957~1972
  ○三重県朝日町 1967~1972年
  1972年以降、28年間、日本ではフロリデーションの実例がない
・フッ化物歯面塗布の効果的な方法
  ○1歳前後から受ける  ○年2回以上4歳まで継続
・フッ化物配合歯磨剤の効果的な使い方
  歯磨き剤を付ける量  1グラム以上つける(歯ブラシのヘッドの3分の2以上) 
・フッ化物洗口:集団応用のメリット
  1継続性が高い
  2歯科保健教育の題材となりうる
・ フッ化物利用の安全性~基本的な考え方~
 ○フッ化物は自然環境物質である。
 ○フッ化物は人の健康に有益な物質である。
 ○フッ化物利用の危険性は解明されている。
 ○長期間、多地域での応用による実績がある。
 ・物質の量と効果の関係
 安全な化学物質は存在しない。ただ、安全な使用方法が存在するのみである。(Timbrell 1989)
・フッ化物応用による毒性として実証されているもの
  慢性 ○歯のフッ素症(斑状歯)  ○骨フッ素症(骨硬化症)
  急性 ○急性中毒
・ディーンの研究(ディーンのグラフ) 
 飲料水中の最適なフッ化物の濃度は1ppmである。“最適な濃度”とは歯のフッ素症の発現を受  容できる最低限度に抑え、かつ最大のう触減少が可能な濃度を意味したものである。 
・歯のフッ素症(斑状歯)の原因
  ○子どもの成長期において歯冠を形成する時期に  ○過度のフッ素を  ○長期継続して摂取
  この3条件がそろうこと
・絶対安全なものは存在するか
・フッ化物の安全性を十分に理解してもらうには?説明方法は?
 1未知性対策
 2ベネフィット(利益)認知対策
 3恐ろしさ対策
  有効性のデータは「地元」が効果的  
  情報提供サイト e‐ヘルスネット「歯と口の健康」
  「くまモン」関連動画の紹介  


※参考 講師の瀧口俊一氏は、「NPO法人ウォーターフロリデーションファンド」のホームページ の「必要性」のページで次の提言を行っています。
  [フロリデーション実現のための提言 瀧口俊一] 
  1) 強力な政治活動:水道法条例改正や政策実現に向け、政治活動を強力に推進する。
  2) 連帯:専門家組織、職能団体、非政府組織、民間組織等が幅広く連携・連帯する。
  3) 持続的な唱導:健康社会の実現に向け、フロリデーションを唱導し続ける。
   


2015年7月31日金曜日

◆魚つかみ取り大会の給水

稲の花 市内(木売新田)で

 7月18日、沼部公園にて 吉川市コミュニティ協議会さん主催による「魚つかみ取り大会」が開催されました。たくさんの親子連れが参加し、子どもたちが放流された金魚を追いかけて楽しみました。

 ここ数年の間、吉川市フロリデーション推進協議会さんが給水所を担当し、給水の麦茶がフロリデーション水(フッ素を添加した水)で作られていました。
子どもの歯と健康を考える会では、「みんなが安心して飲めるように、給水の麦茶はフロリデーション水ではなく、ふつうの水で作ってください。」というお願いの手紙を今年も出しました。
 うれしいことに、当日給水所では、ふつうの水で作った麦茶が配られました。今回給水を担当されたのは、市役所の職員さんたちでした。日差しが強かったこともあり、いつもよりたくさん麦茶が出たようです。

 今年の3月、中原市長の就任に伴い、吉川市は水道水フロリデーション推進を中止したので、その影響が大きかったのだと思います。フッ素の入っていないふつうの麦茶が給水されるようになってよかったです。



2015年7月8日水曜日

◆6月市議会 一般質問から(2)

 平成27年 第2回(6月)吉川市議会(6月2日~17日)が開催されました。

 今年3月、中原市長が就任して間もなく、吉川市の水道水フロリデーション推進が中止されました。そのことに関連して議会で次のような一般質問がありました。
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「一般質問通告書」より
◆6月16日(火)
◆質問者   五十嵐 惠千子議員(公明)
◆質問事項 「誰もが安心の地域医療体制と保健事業の実施を」
◆質問要旨
  (*フロリデーションに係る箇所のみ抜き書きしました。)

「また、その他にも、フロリデーション問題、インフルエンザ任意接種推奨価格問題などはテレビや新聞でも報道され、特に今回の市長選挙戦ではそれらの情報が掲載されたチラシの大量配布やSNSでも情報が流れました。私共へもその内容に困惑する市民や疑問を持つ市民から多くのお問い合わせをいただきました。市長はフロリデーション問題や医師会除名問題などは、何を根拠に書かれ、誰の責任のもとに撒かれ流されたのかをお伺いします。また、こうした中で、間違った情報や間違った見解があった場合には、責任をもってチラシや情報などの訂正を求めたいと言う市民も多くいらっしゃいますので、その具体的な対策についてもお伺いします。」
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 残念なことに議会を傍聴できなかったので、答弁の様子などはわかりません。
また質問が具体的に何を指しているのか、「一般質問通告書」を読んだだけでは分かりかねる部分もあります。
今後、議事録が発行され、吉川市議会のホームページにもアップされますのでぜひ読んでみたいと思います。

◆6月市議会 一般質問から(1)

 平成27年 第2回(6月)吉川市議会(6月2日~17日)が開催されました。

 今年3月、中原市長が就任して間もなく、吉川市の水道水フロリデーション推進が中止されました。そのことに関連して議会で次のような一般質問がありました。                       
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「一般質問通告書」より
◆6月15日(月)
◆質問者   加藤 克明議員  (自民・みらい)
◆質問事項 「フロリデーションとフッ化物応用について」
◆質問要旨 (*読みやすいように、加藤議員の質問及びそれに対する回答に番号を振らせていただきました。)
1) 市長は県議時代、「埼玉県歯科口腔保健の推進に関する条例」に賛成をしております。その中身はフッ化物応用を含めた科学的根拠に基づく総合的な歯科口腔保健の推進を図るものです。市長は選挙時にフロリデーション反対を打ち出しておりましたが、フッ化物応用に関しては賛成の立場という認識でよろしいか。

2) フロリデーション反対の理由として、「水道水の公共性の高さ」・「フッ素症の危険性」・「虫歯数が減少している現状」を挙げていますが、どのような科学的根拠に基づき判断をされたのか。賛成・反対の意見を聞いた上での判断なのか。

3) 戸張前市長はフロリデーションの事業を進める予定はないと議会でも答弁をしていたにも関わらず、選挙用リーフレットには吉川市はフロリデーションを進めているとの誤った情報を記載しています。事業推進のための予算計上ではなく、虫歯予防等の情報提供としての予算計上 であり、国や県も同様の啓蒙・啓発・情報提供をおこなっています。今でも、リーフレットに記載したような意見を持っているのか。なぜ、フロリデーションを推進しているとの認識を持ったのか。

4) 市長ブログ(3月7日)において「水道水にフッ化物を混ぜるという「フロリデーション問題」については「中止」という結果を出すことができました。」と書いてありますが、もともと実施をしていないものなのに「中止」というのはおかしいのでは。市民に誤解を与えているのでは。

5) 健康増進課窓口に設置の給水器を撤去した理由は。「公共性の高さ」、つまりは選択権がないということからフロリデーションに反対していたはずでは。単純に撤去では、逆に飲みたい人の選択の自由を奪うことでは。

6) 市の歯科口腔保健の推進に関する条例では、「歯科口腔保健の推進に関する事項(平成24年厚生労働省告示第438号)に定める基本的な施策及び8024運動(80歳になっても自分の歯を24本以上保つことを目的とした歯科口腔保健に関する取組をいう。)等を研究検討し、計画的に実施するものとする。」とあるが如何お考えか。
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この日、多数の市民の方が傍聴に来られ、傍聴席が足りず、別室(音声のみ)も設けられたそうです。
傍聴された方にうかがうと、加藤議員の質問に対し市長及び健康福祉部長から、以下のような答弁があったそうです。(なおこれは答弁の一部です。)

1) フッ化物応用に関しては、県の条例に沿って進める。(市長)
2) 水道水へのフッ化物添加に関しては、賛成・反対の考えを聞き、総合的に判断した。特に留意し
   たのは、フロリデーションの安全性。(市長)
4) 推進しようとしていた動きを中止したということ。(市長)
5) 市長選で市長が変わったので撤去しました。(健康福祉部長)

今後、議事録が発行され、吉川市議会のホームページにもアップされますのでぜひ読んでみたいと思います。