2013年2月3日日曜日

◆平成23年「第1回吉川市フッ化物応用協議会」に注目!

市内で見かけたカワラヒワ















その1 
協議会は水道水フロリデーションの是非を検討するのではなく、推進するということを前提にして「どのようにして市民の合意を得るか、その方策を検討する」という位置付けになっています。

その2
アメリカとオーストラリアで水道水フロリデーションが進んだ特殊性について述べられています。
そうであるならば、日本の現状との比較等、より多面的に検討すべき課題が存在します。

その3
水道水フロリデーションの、将来発生するかもしれない危険性についての考え方が述べられています。しかし、「効果とリスクを天秤にかける」という発想は、医薬品における考え方であって、公共性がきわめて高く、かつ多目的である水道水には、ふさわしくありません。
★水道水への薬剤添加は、消毒のための塩素など必要最小限とするのが原則です。

以上の3点について該当する部分を議事録より抜粋します。



第1回吉川市フッ化物応用協議会(平成23年8月5日) 議事録より
 http://www.city.yoshikawa.saitama.jp/index.cfm/24,29034,141,768,html

◆その1 
事務局(健康増進課) 
市としては、むし歯予防に大変有効で効果があるということでフッ化物利用を従来から進めております。
フロリデーションについては啓発をしており、今後の進め方やあり方について、皆さんの立場でご提言やご意見をいただきたいと考えております
鶴本委員(鶴見大学)
フッ化物の応用は、公衆衛生や地域歯科保健を進める上で大前提であり、善し悪しについて議論するようなシチュエーションではない。
(中略)フロリデーションは1945年から60年以上アメリカで実施していますし、私が1年間留学したオーストラリアのメルボルンも100%フロリデーションされており、有効性と安全性については前提になっている。
ここで何を協議するのかということが大切で、前提が推進することであれば、その辺のところのお話を聞かせていただければと僕自身は思っています。


◆その2
S委員
 フロリデーションが日本で実施されていないということは何かデメリットというか、そういう大きなものがあるのですか。
鶴本委員 
今のところは、デメリットは全くありません。
ヨーロッパでは、選択できない部分で個人の権利を優先しようと、いかにもヨーロッパ的ですね。
アメリカとかオーストラリアはマルチカルチュアリズムで多国籍なので、健康格差が大きく公的な健康保険も無いので、そういった意味でどうも進むみたいですね。

    ◆その3
鶴本委員
先ほどからデメリットは無いと言っていますが、現段階での科学の話ですから。
たとえばもっと遺伝子工学とかが分かってきて、もしかしたら、0.5ppmぐらい超えると、何か遺伝子にいたずらをするとか、そういったことだって将来あるわけで、そこら辺すべての今使っている予防薬、ワクチン含めて、100%というのは無いんで、いろいろな価値観のバランスの上でやっているんだろうと思うのです。虫歯予防の価値と、将来に対する不安の価値と、天秤にかけて、むし歯はいいよという話になると多々あるということは、その通りですね。





       

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