2019年1月24日木曜日

学習会のご案内

フッ素洗口学習会

「フッ素洗口」やりますか?やりませんか?」

  ~むし歯予防、薬に頼るその前に~ 

日時  4月14日(日)13時30分~15時30分
場所  吉川市民交流センターおあしす
    ミーティングルーム4
講師  秋庭賢司 氏(歯科医師・日本フッ素研究会会員)
参加費 無料

 

 


2019年1月17日木曜日

2018吉川市民まつり(2)

2018年11月18日(日)に開催された「吉川市民まつり」に出展しました。

「集団フッ素洗口について考えてみました」というテーマで、展示とリーフレットの配布を行いました。

2018 リーフレットより


集団フッ素洗口 飲み込みが心配・・・

フッ素洗口とは、むし歯予防を目的として、フッ化ナトリウム溶液(洗口液)で洗口を行うものです。洗口液を口に含んで一定の時間ぶくぶくして吐き出します。

小・中学生
1
濃度900ppm10m
1分間
幼・保育園児
毎日
濃度225ppm5m
30

WHOは「学校におけるフッ素洗口はむし歯が中程度から重度である集団において推奨される」としています。日本では12歳児の平均むし歯本数が1本を下回っているので、集団フッ素洗口の必要性は希薄に思えます。またフロリデーション推進の歯科医師や研究者が「集団フッ素洗口はフロリデーションの次善の策」と位置付けていることも気になるところです。吉川市では、一部の小中学校・保育園で実施されています。(希望者のみ実施)
フッ素洗口液は、上手に吐き出した場合でも一部は飲み込まれます。飲み込み量は平均で10~20%位です。3,4,5歳では全量飲み込んでしまう者がそれぞれ8%,4%,2%であるという報告があり、WHOは「フッ素洗口は6歳未満は禁忌」と提言しています。小・中学生の場合、洗口液10mℓを全量飲み込んだとすると、フッ素の量は、フロリデーション水(フッ素濃度0.8ppm)にして10ℓ以上に相当します。学校で集団洗口する場合、児童がしっかり吐き出しているか、個々に把握するには限界があるのではと気に掛かります。慎重な対応を望みます。




2018吉川市民まつり(1)

2018年11月18日(日)に開催された「吉川市民まつり」に出展しました。

「集団フッ素洗口について考えてみました」というテーマで、展示とリーフレットの配布を行いました。

2018 リーフレットより

~ある母親の手記~
歯医者さん、どうして教えてくれなかったんだろう… 

鹿児島県教職員組合の新聞に、子どもが歯フッ素症になった母親の手記が掲載されました。以下要約です。
母親はむし歯予防のため、5歳の長女を定期的に歯科医に通わせました。塗布型のフッ化物をすすめられ、購入して3歳の次女にも塗りました。それから12年後フッ素洗口剤をすすめられ、家庭で子どもに洗口をさせました。フッ素塗布は定期的にやっていました。次女が小学校高学年になったとき、永久歯に多くの白い斑点があり、とても気になりました。別の歯科医にたずねても、言葉を濁すような答えしか返ってきません。インターネットで調べてフッ素に副作用があることを知りました。母親は責任を感じましたが、娘には伝えていませんでした。娘が中1になり鏡の前で歯を見ている姿を何度も見て、母親は思いきってフッ素のことを伝えました。娘はぽろぽろ泣きだし、それでも「お母さんのせいじゃないよ。私は大丈夫」と伝えてきたということです。
 母親は親の責任を感じると同時に「なぜ副作用についてお医者さんは教えてくれなかったのだろう」「歯医者さんの責任ってなんだろう」と述べています。母親は、薬に頼らずともむし歯は防げると堂々と教えていけるようになりたい、と記した上で「たった一人の子どもの涙ですが、そこにはその子の人生がつまっています。軽く考えないでほしい…それが親の願いです」と結んでいます。
(「教育かごしま」第1852号 2015.6.1