2018年11月18日(日)に開催された「吉川市民まつり」に出展しました。
「集団フッ素洗口について考えてみました」というテーマで、展示とリーフレットの配布を行いました。2018 リーフレットより
集団フッ素洗口 飲み込みが心配・・・
フッ素洗口とは、むし歯予防を目的として、フッ化ナトリウム溶液(洗口液)で洗口を行うものです。洗口液を口に含んで一定の時間ぶくぶくして吐き出します。
小・中学生
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週1回
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濃度900ppmで10mℓ
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1分間
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幼・保育園児
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毎日
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濃度225ppmで5mℓ
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30秒
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WHOは「学校におけるフッ素洗口はむし歯が中程度から重度である集団において推奨される」としています。日本では12歳児の平均むし歯本数が1本を下回っているので、集団フッ素洗口の必要性は希薄に思えます。またフロリデーション推進の歯科医師や研究者が「集団フッ素洗口はフロリデーションの次善の策」と位置付けていることも気になるところです。吉川市では、一部の小中学校・保育園で実施されています。(希望者のみ実施)
フッ素洗口液は、上手に吐き出した場合でも一部は飲み込まれます。飲み込み量は平均で10~20%位です。3,4,5歳では全量飲み込んでしまう者がそれぞれ8%,4%,2%であるという報告があり、WHOは「フッ素洗口は6歳未満は禁忌」と提言しています。小・中学生の場合、洗口液10mℓを全量飲み込んだとすると、フッ素の量は、フロリデーション水(フッ素濃度0.8ppm)にして10ℓ以上に相当します。学校で集団洗口する場合、児童がしっかり吐き出しているか、個々に把握するには限界があるのではと気に掛かります。慎重な対応を望みます。
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