2015年2月25日水曜日

◆厚労省の動画に吉川市が登場

 厚生労働省フッ化物科学研究班作成のビデオ「フロリデーションの科学」(2012.2.19)に吉川市が登場しています。 
「2007年 8月3日 吉川市保健センター」のテロップとともに、保健センターの建物が映り、小林清吾氏(元 日大松戸歯学部教授)を講師とし、市の保健師さんや行政担当者向けのフロリデーション研修会が行われている様子が紹介されています。また、市民まつりでのフロリデーション水試飲の場面も数か所に挿まれています。
 https://www.youtube.com/watch?v=VfD3Gf-ugEY 
 ※1分24秒ごろから

 2007年(平成19年)は、吉川市健康福祉部と政策室から成る「フッ化物応用研究会」(2006年発足)が、「水道水フロリデーションの政策決定をすることが必要」という結論の報告書をまとめ、市長に提出した年です(3月)。そして2009年から、吉川市行政による啓発活動が始まっています。
  (※関連: 今吉川市では, 資料 (資料4)のページ参照)

 市民の方が市のイエローボックスに、フロリデーション推進中止を訴えても、いつも紋切り型の回答を返し、「引き続き市民の方へ正しい情報提供を行ってまいります。」という硬直した姿勢を崩さないのは、厚生労働省フッ化物科学研究班とのパイプを背景とした厚い壁(自信?しがらみ?)のせいなのでしょうか。

 今回の市長選で新しく中原市長が誕生しました。
新市長は水道水フロリデーション推進中止を公約に掲げられており、わたしたちは希望をもっています。と同時に、これまでの推進の流れは市政に深く食い込んでいるようで、実現は簡単ではないかもしれません。
 
 フロリデーションを推進する方々に、ぜひ今回の投票の結果と7557名の署名の重さに向き合ってほしいと思います。
公共の水道水がどうあるべきかは、ひとりひとりの自己決定権の問題であり、市民ひとりひとりが当事者であることを、行政担当者は肝に銘じていただきたいと思います。


2015年2月23日月曜日

◆戸張氏(現市長)のブログに思う

 戸張氏(現市長)は、2月20日(金)のご自身のブログに
「水道水フロリデーションはやりません」というタイトルで、
水道水フロリデーションをやるというデマが流れているようですが、実施する予定はございません。”とアップされています。

 私たち市民の気持ちを理解していないのだなあ・・・と、もどかしく思います。

 「フロリデーションはやりません。」とおっしゃりながら、公開質問状の
「今後も(フロリデーションの)啓発活動を継続しますか。 」の問に、
「水道水フロリデーションは、市民の公衆衛生を向上させる有効な手段であると考えておりますので、引き続き市民の方へ正しい情報提供を行ってまいります。」と答えておられます。ここに私たちは厚い壁を感じ、将来に不安を感じるのです。フロリデーション水を飲みたくない市民にとって、これは共通の思いです。『正しい情報』を押しつけられる苦痛と不安を、理解していただけないのが残念です。

 戸張氏には幾度か懇談を申し込みましたが、実現しませんでした。できればお話する機会をもち、率直な気持ちを伝えたかったと思います。


2015年2月22日日曜日

◆市民の意思は NO!フロリデーション

白梅 市内(吉川)で
  2月22日(日)に行われた吉川市長選挙で、
中原恵人氏が新市長に当選しました。

◇ 投票率 48.98%
◇ 得票数 中原恵人氏  14,176票
        戸張胤茂氏  11,916票

 この選挙の大きな争点のひとつは水道水フロリデーション(フッ素添加)でした。
選挙の結果、市民の意思は水道水フロリデーションに反対であることが示されました。

◆さあ、投票日です

  2月22日、今日は吉川市長選挙の投票日です。
投票によって、吉川の次の4年間の方向性が決まります。
どうぞご熟考のうえ、投票にお出かけください。


◆新聞記者さんと話す

 2月21日夕刻、市長選挙立候補者の駅頭演説を聞いていたら、新聞記者さんに声をかけられました。平成25年、「吉川市の水道水フロリデーション(水道水へのフッ化物添加)推進中止を求める要望書」の署名(7,557名)の提出のとき取材にいらしていた方でした。

 今回の選挙において、多くの市民が水道水フロリデーション(以下フロリデーションと略)の是非について問題にしているのに、新聞のほとんどが、フロリデーションを市長選の争点として報道していません。このことが気になっていたので、記者さんに尋ねてみました。
「市長が、あれだけやらないと言っているので。」ということでした。
問われているのは、フロリデーションを今やらない、というだけでなく、フロリデーションの啓発活動を中止するか否かです。

  今回の市長選挙にあたり、「子どもの歯と健康を考える会」では、立候補予定者へフロリデーションの是非を問う公開質問状を提出しました。この回答を市民の皆さんと共有するため、選挙 の告示日前日までに、17,000世帯以上にお配りしました。吉川市の世帯数は約27,500世帯なので、まだまだ足りませんでしたが、吉川市の地図を見ながら全員で手分けして配りま した。ホームページにもアップしました。

 新聞記者さんに、公開質問状の回答をぜひお読みいただくようお願いしました。
 ご多忙なことと思いますが、ぜひ目を通していただきたい、と切に思います。

2015年2月21日土曜日

◆前回の投票率 39.46%

クロッカス 市内(保)で
 
明日、2月22日(日)は、吉川市長選挙の投票日です。

4年前に行われた、前回の市長選挙(H.23.2.20)の投票率は39.46%でした。

市の政治・行政は市民の生活に直結しています。

どうぞ、ご熟考のうえ選挙にお出かけください。

2015年2月19日木曜日

◆保健センターのポスター

 市の保健センターのロビーに、水道水フロリデーションを推進するポスターが貼ってあります。
水道水フロリデーションの試飲器も設置されています。
7557名の反対署名を提出しても、この風景は変わりません。
もちろん私たちはあきらめませんが。
(おサルのポスターが変でしょう・・・)

 2月19日撮影   
(※吉川歯科医師会は全会一致でフロリデーションに賛成しているわけではありません。
歯科医師のなかにはフロリデーションに反対の方も複数おられます。)

2015年2月17日火曜日

◆2.22 ひとりひとりの意思を示すとき

フクジュソウ 市内(富新田)で

  2月22日(日)は吉川市長選挙です。
吉川市が水道水フロリデーションの啓発・推進を進めていくのか否かが問われています。

選挙に出かけ、ひとりひとりの意思を示しましょう。
知人・友人・ご家族にもぜひ投票に行かれるよう、声を掛けてください。

また、期日前投票は
2月16日(月)~2月21日(土)  吉川市役所内で行われています。

2015年2月14日土曜日

◆公開質問状の回答を配りました

ウメ 市内(美南)で

2月11日、美南で「公開質問状の回答」を配りました。
春のような暖かい陽気で、ベビーカーを押したお母さんや、子ども連れのお父さんたちに回答を手渡すと、その場で読んでくれました。

2015年2月10日火曜日

◆吉川市長選挙公開討論会 動画

  2月8日(日)にJCI 吉川青年会議所主催による吉川市長選挙公開討論会が開催されました。
動画が「e-みらせん」で公開されています。リンクさせていただきました。
 

2015 吉川市長選挙 公開討論会①

2015 吉川市長選挙 公開討論会②

(フロリデーションについての戸張胤茂氏(現市長)と中原恵人氏(現県議)の見解は
公開討論会②の24分10秒からです。)


2015年2月9日月曜日

◆公開質問状回答 中原恵人氏(現県議)


【質問】
 1.水道水フロリデーション(以下フロリデーションと略)についてどのようにお考えですか。
 

2.水道水にフッ素を入れると選択の余地がなくなりますが、この点についてどうお考えですか。
 

3.WHOはテクニカルレポート846(1994年)で、フロリデーション導入の必要条件として「地域における虫歯のレベルが高いか、中程度か、または虫歯の増加傾向が明らかであること」とありますが、吉川市はこの条件にあてはまりますか。
 

4.化学物質管理促進法(PRTR法)では、フロリデーションで使用する一般的な物質であるフッ化ナトリウムが、有害指定物質になっていますが、これについてどうお考えですか。
 

5.現在、吉川市はフロリデーションの啓発活動を行っています。今後も啓発活動を継続しますか。その理由もお答えください。
 

6.フロリデーションを吉川市で実施しますか。その理由もお答えください。
 

7.子どもの歯と健康を考える会では市長懇談を数回申し入れましたが、今まで一度も実現していません。今後、市民との懇談の窓口を広げ、私たち市民と話す機会を作っていただけますか。

【回答】 
 以上について、一括しお答えさせていただきます。
 

 僕はこれまで、フロリデーションには「反対」の立場を明確にし、行動してきました。
その理由は大きく3つあります。
 

◇ ひとつは「水道水の公共性の高さ」です。高齢者の病気、赤ちゃんの粉ミルクなど、どのような状況にあるのか分からない、個々別々の市民に対して、選択の余地がなくなるということは、非常に大きな問題です。
 

◇ もうひとつは、「虫歯数の減少傾向」です。僕の手元にある25年度時点での資料では、小学1年生から中学3 年生までの1人平均の虫歯数はここ数年で、ほぼ横ばいか、減少の傾向にあると言えます。そうした状況でありながら、なぜフロリデーションを推進するのか理解に苦しみます。
 

◇3つめは「フッ素症の危険性」です。8~10%フッ素症が出るというデータもあり、科学的根拠が不確定な中で、こうした事業が展開されるということは、「行政の責任は非常に重いものになる」ということを理解しているのか疑問です。
 

 最後に、25年の夏、約7,500名の署名が提出された中での、戸張市長の「今後も市民に有効性を伝えていきたい」という答弁には驚かされました。しかも一切市民と話し合う機会をつくらないという姿勢…。こうした状況を見ると、「何か問題があった時も、同じように市民と向かい合うことを避けるだろう」と思われます。 

 僕はフロリデーション問題をはじめ、産廃問題、公費ワクチン問題など、常に「市民と向き合う」という事を大事にしながら市政運営をしてゆきたいと考えています。 


 以上 よろしくお願いします。





 

◆公開質問状回答 戸張胤茂氏(現市長)


1 水道水フロリデーションについてどのようにお考えですか。
【回答】
 WHOをはじめとする世界の関係機関、日本歯科医学会、日本歯科医師会、日本口腔衛生学会などの専門団体が推奨し、水道事業者、水道利用者、地元歯科医師会等の理解を前提に厚生労働省も技術支援を表明している水道水フロリデーションは、生活水準の違いや年齢、障害の有無等に関係なく公平に、安価で、かつ安全に虫歯予防ができる手法であると認識しています。

2 水道水にフッ素を入れると選択の余地がなくなりますが、この点についてどうお考えですか。
【回答】
 水道水フロリデーションの実施には、多くの市民の皆様に正しいご理解をいただいた上で幅広く合意を形成する必要があると考えています。
 一方で、現状は、水道水フロリデーションに対する十分なご理解には至っていないのが実態であり、何よりも医学、歯学、化学など科学技術的な観点からの正確な情報の提供が必要であると考えています。
 多くの皆様に正しいご理解をいただくためには、市長の任期(4年)を超えるような期間が必要になると思います。合意の形成についてはその先の話になりますので、現段階で、選択権に関する私の考えを表明することは意味がないと考えます。

3 WHOはテクニカルレポート846(1994年)で、フロリデーション導入の必要条件として「地域における虫歯のレベルが高いか、中程度か、または虫歯の増加傾向が明らかであること」とありますが、吉川市はこの条件にあてはまりますか。
【回答】

 WHOテクニカルレポート846(1994年)の、フロリデーションの必要条件の一つに、「地域におけるむし歯のレベルが高いか中程度かまたはむし歯の増加傾向が明らかであること」が提示されておりますが、この「むし歯のレベル」の「高い」、「中程度」の基準が定義されておりません。また、この他にも必要条件が記載されていますので、この部分だけを見て吉川市にあてはまるか判断することは適当でないと考えます。

4 化学物質管理促進法(PRTR法)では、フロリデーションで使用する一般的な物質であるフッ化ナトリウムが、有害指定物質になっていますが、これについてどうお考えですか。
【回答】

 PRTR法は、事業者による化学物質の自主的な管理の改善を促進し、環境の保全上の支障を未然に防止することを目的とし、化学物質を大量に取り扱う事業者を対象とした制度であり、また、含有量が一定割合以下の製品については、対象となっておりません。
 このような点を考慮しますと、PRTR制度とフロリデーションを関連付けて考える必要はないものと考えます。

5 現在、吉川市はフロリデーションの啓発活動を行っています。今後も啓発活動を継続しますか。その理由もお答えください。
【回答】
 当市では、市民の皆さんの健康づくりを進めるためには、むし歯予防に効果のあるフッ化物応用を進めております。 

吉川市の第5次総合振興計画では、「生涯を通じた健康づくりの推進」の中で歯科保健の推進を図るために「むし歯予防に有効なフッ化物利用の推進」を位置づけております。 
国におきましても、「歯科口腔保健の推進に関する法律」が平成23年8月10日に施行し、平成24年7月23日には法律第12条第1項の規定に基づき、歯科口腔保健の推進に関する基本的事項が定められ、ライフステージごとの計画にフッ化物の応用がそれぞれ位置づけられております。
 フッ化物応用のひとつである、水道水フロリデーションにつきましては、WHOをはじめ、世界の医学、歯学などの関係機関が推奨し、現在、世界で実施されている各種のフッ化物応用の中で公衆衛生的に優れた方法で安全性や有効性についても科学的に実証されており、日本においても、日本歯科医学会などの専門団体が推奨し、厚生労働省も水道事業者・水道利用者・地元歯科医師会等の理解を前提に技術支援を表明していることから、水道水フロリデーションは、市民の公衆衛生を向上させる有効な手段であると考えておりますので、引き続き市民の方へ正しい情報提供を行ってまいります。

6 フロリデーションを吉川市で実施しますか。その理由もお答えください。
【回答】
 水道水フロリデーションの実施には、多くの市民の皆様に正しいご理解をいただいた上で幅広く合意を形成する必要であると考えています。
 一方で、現状は、水道水フロリデーションに対する十分なご理解には至っていないのが実態であり、何よりも医学、歯学、化学など科学技術的な観点からの正確な情報の提供が必要であると考えています。
  したがいまして、現時点では、フロリデーションの実施について判断すべき段階にはないと考えています。

7 子どもの歯と健康を考える会では市長懇談を数回申し入れましたが、今まで一度も実現していません。今後、市民との懇談の窓口を広げ、私たち市民と話す機会を作っていただけますか。
【回答】
 平成27年2月22日に予定されている市長選挙を念頭に置いた公開質問状に対する回答の中で、特定の団体との懇談の可否について言及することは差し控えたいと思います。



※PRTR法とは
人の健康や生態系に有害なおそれのある化学物質が、どこからどれだけ排出されているかを知るとともに、化学物質の排出量や化学物質による環境リスクを減らすための制度のひとつです。
対象となる事業者は、民間の企業だけでなく、国や地方公共団体などの廃棄物処理施設や、下水処理施設なども含まれます。「PRTRデータを読み解くための市民ガイドブック」(環境省発行)より





2015年2月7日土曜日

◆吉川市長選挙 公開質問状

 2月22日(日)に吉川市長選挙 (告示2月15日) が行われます。
子どもの歯と健康を考える会では1月、市長選挙立候補予定者の戸張胤茂氏(現市長)と中原恵人氏(現県議)水道水フロリデーションについての公開質問状を提出しました。



 公開質問状  水道水フロリデーションについて

 現在吉川市では、健康増進課により虫歯予防を目的とした水道水フロリデーション(フッ素添加)が推進されています。
 一方、平成25年8月には7557名の「吉川市の水道水フロリデーション推進中止を求める要望書」の署名が提出され、市民の中には反対の声も多く存在しています。

 2月22日に吉川市長選挙を迎えます。次期の市長がどのようなお考えを持ち、吉川の未来をどうデザインするかは、市民にとって大変重要です。以下の質問にお答えをお願い致します。

1.水道水フロリデーション(以下フロリデーションと略)についてどのようにお考えですか。

2.水道水にフッ素を入れると選択の余地がなくなりますが、この点についてどうお考えですか。

3.WHOはテクニカルレポート846(1994年)で、フロリデーション導入の必要条件として「地域における虫歯のレベルが高いか、中程度か、または虫歯の増加傾向が明らかであること」とありますが、吉川市はこの条件にあてはまりますか。

4.化学物質管理促進法(PRTR法)では、フロリデーションで使用する一般的な物質であるフッ化ナトリウムが、有害指定物質になっていますが、これについてどうお考えですか。
 

5.現在、吉川市はフロリデーションの啓発活動を行っています。
今後も啓発活動を継続しますか。その理由もお答えください。

6.フロリデーションを吉川市で実施しますか。その理由もお答えください。


7.子どもの歯と健康を考える会では市長懇談を数回申し入れましたが、今まで一度も実現していません。今後、市民との懇談の窓口を広げ、私たち市民と話す機会を作っていただけますか。

以上について、1月26日までにメールにてご回答をお願いいたします。